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はじめての方へ

「ひび割れが気になる」「業者に頼んだら本当に全面工事になる?」――補修工事に馴染みがない方に向けて、判断のための基本をまとめました。5〜10分で読めます。
相談したからといって、発注する必要はありません。補修が必要かだけのご相談も歓迎します。

CONCLUSION FIRST

最初に、4つの結論をお伝えします。

FIRST 3 POINTS

まず知っておきたい3つのこと

01

「全面工事」が必須とは限りません

外壁の劣化は、すべてが全面改修になるわけではありません。タイル浮きの一部はアンカーピン注入、ひび割れは幅・深さで工法が変わり、防水も必要な範囲の補修やトップコート塗り替えで延命できる場合があります。

「いま補修すべき箇所」「現地確認のうえ補修範囲を見極める箇所」「経過観察でよい箇所」を分けて判断するのが、当社の基本方針です。

02

築年数より「症状」で決まります

「築15年だから工事すべき」とは言い切れません。同じ築年数でも、立地・日当たり・前回工事の質によって状態は大きく違います。判断材料は症状そのものです。

ひび割れの幅・深さ・走り方/タイル浮きの範囲/鉄筋露出の有無/防水層の膨れや漏水――これらを実際に見てから「本当に必要な工事」を判断します。

03

写真1枚でも、まず相談できます

「気になるけど、業者を呼ぶほどなのか分からない」段階で大丈夫です。スマホで撮った1枚があれば、写真で分かる範囲を整理し、必要に応じて現地確認で工法・範囲・金額を確認します。

「工事は未定」「他社の見積りの妥当性を見てほしい」「補修が必要かどうかだけ知りたい」――どれも歓迎します。強引な営業はしません。

ここまで読んで、ピンと来た症状があれば――

📷 フォームで相談する →

続けて読む場合は、下の判断表へ。

DECISION AXIS

症状ごとの「急ぐ/現地確認で見極める/様子見」の目安

写真ではひび割れの幅・深さ・下地内部までは確定できません。数値は一般的な目安で、正式な判断は現地確認後に行います。

症状急ぐべき現地確認で見極める範囲経過観察でよい場合
タイル浮き 剥落の兆候・周辺の落下リスクあり 打診で浮き範囲を確認のうえ、アンカーピンニング等の範囲を判断 打診で軽微な浮きのみ・落下リスクなし
ひび割れ 幅0.3mm以上・進行している・雨水侵入痕 現地確認のうえ、Uカット工法・樹脂注入などの範囲を判断 ヘアクラック程度・幅0.2mm未満
鉄筋露出 常に「急ぐ」案件・爆裂進行中 現地確認のうえ、はつり+断面修復+次工程(塗装・防水・タイル復旧)の範囲を判断 該当なし(露出は基本的に補修対象)
防水劣化 雨漏り発生・防水層に大きな破れ 現地確認のうえ、膨れの範囲とトップコート等の対応を判断 軽微な変色のみ・防水層は健全

放置した場合に生じる可能性について

外壁タイルの剥落・落下は第三者に被害を与えることがあります。民法717条(工作物責任)に基づき、建物の占有者・所有者は損害賠償責任を負う可能性があります。定期点検や劣化の早期把握は、こうしたリスクの軽減につながります。

修繕を急かすためではありません。「急ぐか・様子を見るか」の判断は、まず現状の段階を把握してから行うのが合理的です。写真からでも、ある程度の傾向は確認できます。

MYTHS

よくある誤解

業者に頼む前に「そうだと思っていたこと」と「実際の判断」を、4つ整理しました。

誤解「業者に頼んだら必ず全面工事になる」
実際SSでは「いま補修すべき箇所」「現地確認のうえ補修範囲を見極める箇所」「経過観察でよい箇所」を分けてご案内します。全面改修ありきにせず、必要な範囲から検討します。
誤解「築10年で全面改修が必要」
実際築年数は目安にすぎず、立地・前回工事の質・日当たりで劣化速度は変わります。状態を見ずに築年数だけで判断するのは適切ではありません。
誤解「ひび割れは塗装で隠せばOK」
実際幅・深さによって対応が変わります。表面処理で十分な場合もあれば、Uカット工法や樹脂注入で内部から固めないと再発する場合もあります。塗装前の下地処理が仕上がりを左右します。
誤解「相見積もりは失礼」
実際SSは相見積もりも他社比較も大歓迎です。むしろ「比較して納得して選んでいただく」のが健全だと考えています。お断りいただいても構いません。

「これも誤解かな…」と思ったら、まず写真を

写真1枚あれば、症状の見当と、急ぐ/現地で確認/様子見の判断材料をお返しします。

LINEで写真を送る

写真1枚でもOK / 営業日24時間以内に一次返信 / 工事未定でもOK

現場対応中は電話に出られない場合があります。写真や資料を送れるLINE・フォームなら、内容を確認して折り返しやすくなります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
ご自身に合いそうな入口を選んでみてください。
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GLOSSARY

補修工事の用語集

業者の説明で出てくる用語を、平易にまとめました。

打診(だしん)調査
テストハンマー(打診棒)でタイルや外壁を叩き、音の違いから浮きや剥離を判断する調査方法。健全部は「カンカン」、浮き部は「ポコポコ」「カラカラ」と音が違います。
クラック
ひび割れのこと。幅0.2mm未満のヘアクラック、0.3mm以上の構造クラック等、幅と深さで分類されます。
Uカット工法
ひび割れをU字型に溝切りし、バックアップ材とシーリング材で充填する工法。幅の広いひびや、建物の動きに追従させたい箇所に使用します。
エポキシ樹脂注入
低圧注入器でエポキシ樹脂をひびの奥まで充填する工法。躯体内部まで達したひびを内部から固め、構造強度を回復します。
アンカーピンニング
タイル浮き部にエポキシ樹脂を注入し、アンカーピンで躯体に固定する工法。剥落防止に使われます。「ピンネット工法」と呼ばれる場合もあります。
断面修復
爆裂や欠損で失われたコンクリート断面を、ポリマーセメントモルタル等で復元する工程。鉄筋露出時は防錆処理とセットで行います。
爆裂(ばくれつ)
コンクリート内部の鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートを押し出して欠け落ちる現象。錆色の染みが見える段階で兆候の可能性があります。
中性化
本来アルカリ性のコンクリートが、空気中の二酸化炭素で中性化していく現象。中性化が鉄筋まで達すると、鉄筋が腐食しやすくなります。
白華(はっか/エフロレッセンス)
タイル目地や外壁から白い粉状のものが滲み出る現象。コンクリート内部に水分が侵入し、石灰分を溶かして表面に析出したもの。雨水侵入のサインの場合があります。
ウレタン塗膜防水
液体状のウレタン樹脂を塗り重ねて、継ぎ目のない防水層を形成する工法。屋上・ベランダで広く使われます。密着工法と通気緩衝工法があります。
通気緩衝工法
下地と防水層の間に通気シートを敷き、下地の湿気を逃がす工法。下地に水分が残っている屋上で、膨れを防ぐために選ばれます。
トップコート
防水層を紫外線・摩耗から守る最上層の保護塗料。5〜10年ごとに塗り替えると防水層の寿命が延びます。

判断に迷ったら、写真1枚から相談してください

「補修が必要かどうかだけ知りたい」「他社見積りの妥当性を見てほしい」もOKです。

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